高知県においてメス猫の不妊手術費用の一部補助が令和4年度も実施されています。

　詳しくは高知県のオフィシャルサイト(←要クリック)をご覧ください。

　このページでは大事だなと思うところのみ紹介していきます。

なお、画像はすべて高知県の公式補助案内チラシからの抜粋です。

　高知県ではこの制度を広く県民に周知させるためにチラシを作成しているようなので、このサイトでも今年度も周知のために要点を紹介いたします。

　対象となる猫は飼い主のいないメス猫のみです。高知市の補助との違いは、飼い主のいない猫というところは同一ですが「メスの猫のみ」というところが違います。

　助成を受けるためには、申請者が糞尿の清掃その他地域環境の改善の取組を行う猫という条件もあります。

　昨年度と違って、飼い猫への不妊手術費用補助は終了しています。

　高知市内に生息している飼い主のいないメス猫は対象外です。高知市内の飼い主のいない猫ちゃんは高知市 ネコの不妊去勢手術費用の補助を利用してください。

　ただし、高知市にお住まいの方が、高知市以外の市町村に生息する猫に対してご申請いただくことは可能とのことです。

　ちなみに、今年度も集中的不妊手術枠対象猫という対象もあります。この枠に限ってはメス猫もオス猫も対象になります。

↑高知県の補助金額は1万円で昨年度と同額です。高知県のネコちゃんとの共生への本気度が伝わってきます。

　補助金額は飼い主のいないメス猫一匹につき1万円です。

　補助をうけるには、不妊手術済みがわかるように耳のV字カット(サクラ耳)が必須になります。

↑当院では耳のV字カットを高周波メスで施術しています。出血も少なくきれいに施術できます。

　昨年度と同じように、必ず事前申請になります。高知市の補助のように手術した後に領収書などを提出して申請ではありません。

↑必ず手術前に申請してください。申請者が直接所轄の福祉保健所に出向いてください。必要書類の持参以外（郵送、FAX等）の申請は受付できません。

　とにかく高知県の補助制度は、「これから不妊手術をしようとする飼い主のいないメス猫(野良のメス猫)のみ」が対象です。

　では申請署受付期間は、

↑今年度も余裕をもった期間設定になっています。もう令和も5年が近いのかと思ってしまいました。

となっています。申請受付期間でも、予算がなくなってしまうと終了になるのでお気をつけください。

　ということで高知県メス猫の不妊手術費用の一部補助をかんたんにまとめると

1.高知市に生息する飼い主のいない猫ちゃん(野良猫)は高知市の補助制度を利用してください。

2.高知県の手術費用補助は集中的不妊手術枠対象猫を除くと、飼い主のいないメス猫のみが対象。

3.申請者は手術するだけでなく、糞尿の清掃その他地域環境の改善もお願いいたします。

3.飼い主のいないメス猫は、手術時に耳にV字カットが補助希望の場合必須です。

4.高知県の補助を希望する場合は、かならず事前申請です。しかも直接持参での申請です。手術後の申請は認められません。

　以上、高知県の補助不妊手術費用補助制度の紹介でした。高知県の補助を希望される方は、事前に申請した上で県が指定する動物病院に相談・依頼してください。